この時期を二十四節気では啓蟄(けいちつ)と言うらしい。 啓蟄とは、「冬ごもりしている虫が春の訪れを感じ、穴から出てくる頃」とある。 なるほど、虫が起きるから鳥も…
昔はよく使わない電気を消しなさいとか、扉をお行儀よく閉めなさいと言われたものです。 それは、日本で培われた住まいの作法で、外でも失礼のないようにとの、両親の思い…
今年の冬は、また随分と寒い。 凍てついた澄んだ空気の朝は、昨日までの煩わしさを全て浄化したかのように清々しい。 北海道の家は寒さに強くなったとは言…
本年もよろしくお願いいたします。 昨年竣工した「美しが丘の家」と今回新たに撮影した「二七の桐の家」の竣工写真をHPに更新いたしました。
最近、用があって出掛けても、まっ先に対面するのが端末となり、ひとに聞きたいことがあっても間に端末が入り、店員と一緒になって解決の糸口を探すシーンによく出くわす。…
今週末は札幌市内でオープンハウスを行います。 先週に引き続き、どんな家なのか少しご紹介します。 今週末の家は、建て替えによる新築です。 以前より悩まされていた、…
次週より、2週にわたって行うオープンハウス。 建築家による家とはどんな家なのか、少しご紹介いたします。 次週、小樽にてオープンハウスを行う家には、「冬の間」とい…
朝、家族を送り出すと、大体1時間ぐらい家事をします。 通勤がない分、仕事モードに切り替わる儀式のようなものです。 よく料理のお話をするのも、料理を…
完成見学会のお知らせ 2022.11.5(土)6(日)小樽市/11.12(土)13(日)札幌市 この度、2棟の新しいお家が完成し、お施主様のご厚意により完成見学…
建物の工事には色々な分け方があります。 湿式工事と乾式工事もそのひとつ。 湿式工事とは、水を使う工事のことで、乾式工事とは、水を使わない工事のこと。  …
思い返すと、本州の家の中はどこまでも「外」であった。 昔の日本家屋はもちろん、私の生まれ育った頃でさえ、クーラーなんてほとんどの家にはなく、夏にな…
庭の桐の木で烏が子育てをしている。 人間がちょっかいを出さないせいか、ここでの烏と人間の関係は良好なようだ。 今まで鳥の巣をここまで観察したことはなかったが、改…
オープンハウスなどをすると見に来られた方から「何かいいですね」と言われることが多い。 正直なところ、家づくりで使える材料そのものに何も特別なものはありません。特…
「二七の桐の家」では、週7日のうち2日ぐらいはなるべくエネルギーを使わない生活をしたいという思いがこめられています。 北海道ではなかなか本当の意味でのゼロエネル…
よく建築は音楽にたとえられます。 確かにある空間に身を委ねていると、耳に聞こえる音以外に、見えてくる音があります。 それは誰かが何かを意図して作った空間の軌跡で…
家族の単位が4人であった頃は、様々なものが4の倍数で売られていました。 それが瓦解し、日本から「標準の家族」というものが忘却の彼方へ消え去り、 次第にものやひと…
「次の家では結露に悩まされたくない」 この要望は北海道で家づくりをしているとよく耳にする言葉です。 今日では解決する方法があるにも関わらず、いまだ…
Projectに先日撮影した「二七の桐の家」の竣工写真を掲載いたしました。 詳しくはこちらから→
これまで何かと本物にこだわっているつもりでした。やはり本物嗜好で家づくりをされる方に偽物は勧められない、と思っていたのです。 先日ショールームで見た面材。片方は…
以前ヨーロッパに留学しているときに、ウィーンでアドルフロースの設計した「アメリカンバー」に立ち寄りました。1908年築の小さなバーで、インテリアや使われている什…
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