暮らしの器

家は日々の暮らしを支える器でありたいと思います。新しい器は、それまでの暮らしをより豊かなものにするはずです。そのためには、器が立つようであってはならないと考えています。家は、あくまでそこに彩りを添える暮らしとともに、そこに住まうひとにとって新しくも馴染みのあるものであるべきだと考えています。
 

感覚の共有

家づくりの魅力は、思い描いた暮らしに合わせて家をつくることができるということです。一方で、イメージを言葉で伝え、それを描き出してもらうには感覚を共有していることが欠かせません。言葉のもつ繊細な感覚を共有するには、家づくりの初めから終わりまで、一貫して同じ人間が責任をもって携わることが大切だと考えています。
 

住み心地

家は、自然の力、環境の変化など、目に見えない専門的な知識や技術に裏打ちされてはじめて安心して住める環境が整います。1件ごとに異なる家づくりでは、それぞれの家に対応した構造計算やエネルギー計算が必要です。家を建てる前に、その家のすべてにおいて説明可能であることが、快適な住み心地に至る第一歩だと考えています。
 

自然とのつながり

家に用いる素材、太陽・風などの環境、長年培った人類の叡智が、今の暮らしを根底で支えています。次の時代にそれらを引き継ぐためにも、エネルギーロスが少なく高性能であることはもちろんのこと、自然とのつながりを大切にし、地域の素材やひとの手がなしうる技術を用い、与えられた環境を最大限生かした家づくりを目指しています。