辿りつくものなど

家というのは不思議なところで、
こんなに毎日生活していながら、いまだにふと発見があったりする。
それは、今まで気づかなかった家の使い方の場合もあるし、どんなに探しても見つからなかったものが出てくるような場合もある。
ときどき出くわす家蜘蛛やその他の名前も知らない虫なんかは、一体家のどこで生活し、何を食べているのだろうか・・
今回の不思議なものは、これ。
一見、ただの色鉛筆なんですけど、「四ノ一よしだ」とある。
小学校で確かに4年1組だった記憶が蘇る。
でも、その後オーストラリアへ行き、北海道へ行き、フィンランドにも行き、今がある。この間ほぼ40年。
この間この鉛筆を意識して見たことはないし、使った記憶もない。
どうしてこの一本だけここに辿り着いたのか。そして残りの色鉛筆は一体どこへ行ってしまったのか。

 

進化の過程で生き残るとはこういうことか。