現在工事中の、家というにはあまりにも大きな家。 だいぶ家の形が現れて来ました。 工事監理をする私は、 もちろん図面通りに工事が進んでいるかを見てまわるのですが、 この段階ではむしろ図面ではなかなか読めないところを注意して見ます。
それは空気の流れが思惑通りに作られているか、です。 建物は結構空気の力に守られています。 断熱は空気を留めておくことによって、 通気は空気を流すことによって、共に室内の環境を保持しています。 空気を留めるのか流すのか。もっと言えば、 見えない空気という素材がきちんと設計できているかが住まい心地に影響します。
こうした部分はすぐに家の中に秘めて見えなくなってしまいますが、 それが整って初めて、設備が機能し、デザインが成り立つものだと思うのです。
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