旅の感覚

神戸の駅を降り立つと立ちくらみを覚えるような暑さ。
北海道から来るとこれはこたえます。

 

飛行機の時間までゆとりがあったので、クーラーの効いた喫茶店に逃げ込もうと探し始めた。
急なことだったので、あいにく何の情報も持ち合わせていない。
手元にあるのはわずかにiphoneのみ。

 

キーワードで検索を始めたが、聞いたことのある無難な喫茶店しか出てこない。
画面に操られて歩く虚しさに、人のコメントよりも動物的直感を信じることにした。
自分の眼を信じて歩くうちに、身体がようやく元町に降り立った気がした。

だいたい表通りにはないんです。こうした喫茶店は。