マンションリフォーム

我が家では夏を過ぎたあたりからリビングのリフォームを始めました。
今はどうか知りませんが、北海道は南西向きの部屋がよいとされていました。
確かに1〜2月の晴れた日にはその恩恵にあずかれますが、昨今の北海道、夏の西日はエアコンなしでは過ごせないほどになっています。

 

札幌は、日本では北国といえども、緯度的にはスペイン南部と同じ。ということは、太陽が燦々と降り注ぐ地中海と同じです。これは侮れません。

 

加えて、冬の寒さは北欧並み。その割に築30年の我が家には壁の断熱が30mmしかありません。今の省エネ基準では、九州でも当てはまらないほど薄いのです。

 

たった30年で北海道が急に寒くなったはずはありませんから(むしろ温暖化が進んでいますし)、少し前まで寒ければがんがん暖房を焚けばよいということが、まかり通っていたということです。

 

なぜか。断熱を厚くすればその分コストが上がり、部屋の面積が狭くなります。少しでも高く売るために性能は2の次にされる傾向があるのです。こんなマンションストックが至る所にあり、既存住宅の省エネ対策が急がれます。

 

こんな状況がリフォームによりどれほど改善されるのかと、原因と対策を設計に生かすため、再び重い腰を上げてセルフビルドを始めたわけです。