杉板本実型枠

2015.08.18

今日はあいにくの雨です。

 

PROJECT Jは土砂災害特別警戒区域に建物がかかるため、家の一部に高さ4.2mものコンクリート造の擁壁があり、そのままだとかなり圧迫感があります。
それを軽減するため、コンクリートの壁には傾斜がつけられ、表面に木目を転写する杉板本実型枠を用いることにしました。
杉板の表面を焼いて木目の凹凸を研ぎ出し、それをコンクリートを流し込む型枠に用いることで、コンクリートに木目を転写する工法です。
コンクリートを打設する直前に型枠は水分を含んでいる方がいいので、今日の雨は恵みの雨となりました。