工務店との打合せで明日香へ行って来ました。 そのついでに歴史の奥深い奈良へ、行く毎にテーマを決めて方々を訪ね歩いています。
これまで興味がありながらも本の知識の域を出なかった日本史。 実際に歩いて、この眼で見て、感じて、行く度に新しい発見があります。 これは、自分の日本の歴史認識を再確認するまたとない機会です。
今回は、記紀にまで起源が遡るとされる、日本で最も古い神社のひとつ大神神社へ朝の参拝。 山全体が信仰の対象で、あちこちに神さまの宿る依代があり、自然崇拝の名残りを今に留めます。
山麓には無数の古墳が点在し、古代に篤い信仰の中心地であったことがわかります。 かつて皇族が歩いた同じ小道を現代の自分が歩く。なんとも不思議な感覚です。
造り酒屋の軒先にぶら下げる新酒を告げる杉玉も、酒造りの神が祀られるここが発祥の地。 蒼々とした杉玉がしだいに茶色くなっていく様がお酒の熟成をもあらわす。素敵なサインですね。
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