昨年訪問した奈良のお宅。普段なかなかお目にかからない立派なお屋敷です。 建てられたのは昭和初期だそうで、玄関とその脇に勝手口が並びます。生活は勝手口で事足りて、今では表玄関を使うことはないそうです。 昔、表玄関はもう戻らないひと(葬儀や嫁入り)のときだけに使われたと聞いたことがありますが、そのような時代を感じさせるお宅でした。 そう言えば幼い頃、酒屋さんやクリーニング屋さんは必ず勝手口から入ってきたことを思い出しました。 玄関から出入りするのに躊躇がなくなったのはいつの頃からだろうか。
NEXT
PREV
Blog