床仕上げ

出来上がったアトリエの床下地に、いよいよ仕上げを張るときが来ました。
仕上げは床暖にも対応できるスウェーデンのビニル織物を取り寄せました。
丈夫なため、最近では高級旅館の畳の代わりにも用いられています。
宅配で届いたのは長さ20m、幅2mの反物。重さなんと90kg!
なんとか運び入れ、ロールを試し敷き。
さてこれをピタリと敷き詰めるにはどうすればよいのだろう?

例によって、部屋は四角く見えても厳密な直角はありません。
ちょっと角度がずれると、最後には大きく隙間が開いてしまいます。
何を基準に切って良いか悩みます。

 

結局、服の生地を裁断するように、まずは型紙を起こしてそれに合わせて切っていくことに・・・
最後は祈るように恐る恐る敷き伸ばして・・・

 

本来はこれから接着剤にて固定するのですが、思いのほか重く、ぴったりと納まっているので、動く気配がありません。
これならば後のメンテナンスや張替えのことを考えて、そのまま使おうということになりました。