リモート授業

先日、恒例の年1回呼ばれる市立大学の講義を行いました。
今年は初のリモート開催。

 

やってみると、行かなくていいのが楽な反面、
これは改めて大変なコトが世の中で起きているぞと思わずにはいられません。
 
何しろ普段ひとりパソコン画面に向かう体勢と同じくして、
大勢の前で講義ができてしまう訳だが、終わってみると何も記憶に残らない。
 
それが本番だったのか練習だったのか、本当に大勢なのか実はひとりなのか、はたまた夢なのか現実なのか。その確信が持てない。
 
前後、周囲の環境が伴わない体験がこれほど記憶と結びつかないものだとは。
押し並べて同じ環境で記憶と結びつけるとは、ほとんどトランプの「神経衰弱」のような難しさがある。
 
ただ、授業のために話すことを整理し、
独り言でも改めて口に出してみると、自分自身新たな発見や気づきがあり、
違う視点が持てるのはありがたいことです。
 
1日も早く、社会生活の中の授業が再開されますことを。