アトリエモノゴトの家づくり

家は何気ない日常に改めて喜びを見出すところでありたい。

家づくりは家をつくるというコトを買うこと。
意識の根底に流れる記憶の断片を拾い集めながら、自分にふさわしい家をつくる。
その家はどこかにありそうと探しながら、決して見当たらなかったものです。

アトリエモノゴトはそのような家を望まれる方のお手伝いをいたします。
家をつくる過程を味わうほどに、住まいに対する愛着が増していきます。

  • 空気感空気感
  • 感覚の共有感覚の共有
  • 素材素材
  • 住まい心地住まい心地

私は、自分の家を人に依頼してでも叶えて欲しいと願うとき、どう思うか考えます。
きっと、最初はイメージに近いものを作っているかどうかをみるでしょう。
次に、お会いして信頼できる人物かどうかをみるでしょう。

そして、拙い言葉でしか表現できない私のイメージを代弁して空間に落とし込み、
それが、最終的に自分が思い描いた住まい心地になっていると期待するでしょう。

建物が出来上がる瞬間まで、イメージは設計する側にあり、依頼する側はなかなか想像が及びません。
だからこそ、建てる前に図面や模型、実際に使う材料を見たいと思うし、
間取りや使い勝手、性能、メンテナンスについて詳しく聞きたいと思うでしょう。

設計とは、
雲のように掴みどころのないイメージを、手に触れて感じ取れる現実にするまでの確認作業だと考えています。

そして、こだわりをそのままに作れば途方もない金額がかかってしまうところを、
いかにシンプルに合理的で作りやすく、効果的に描けるかに設計の力が試されるのです。

家づくりの流れ

企画段階
 
ご質問
家のことを考え始めたものの、何から始めればよいのかわからない。 建築家との家づくりは興味があるけど敷居が高い。といった話しをよくお聞きします。 誰しも初めはわからないことだらけ。まずは聞いてみてください。
ご相談
アトリエモノゴトに興味が湧き、お聞きしたいことがありましたら、お気軽にご相談ください。 弊社の家づくりの特徴や流れをわかりやすくご説明いたします。 ぜひ家づくりのイメージをふくらませてください。 ご相談は無料(遠隔地の場合、交通費を頂くことがございます)です。
現地調査
家づくりの前に必ずしも土地をご用意頂く必要はございません。 土地は資金や家の計画に大きく影響いたします。ご要望をお聞きしてから一緒に土地探しをするという選択肢もございます。また、土地や家をすでにお持ちの方は一度現地を見に行きます(遠隔地の場合、交通費を頂くことがございます)。
ご提案
何度かお会いするうちに、どのような家ができるのか見てみたいということでしたら、一度平面図・模型(もしくはCG)を作成し、予算書と共に提示します。提案書を作成するための費用として、20万(税別)を申し受けます。この費用はこのまま契約に進んだ場合、設計料から差し引かれます。
設計監理契約
このまま家づくりを進めさせて頂けるのであれば契約を結びます。 設計監理契約料(以下設計料)は建物の用途・構造・規模などで異なりますが、工事金額の10%(別途構造設計を伴う場合12%、リフォームの場合12~15%)を目安にしてください。 この時点で契約料として、設計料の10%をお支払いいただきます。
基本設計
 
基本設計では
提案書を基に話し合った内容を計画案に反映させ、図面、模型(もしくはCG)によって繰り返し検証していきます。模型は家を建てる前に使い勝手やイメージがつかみやすく、建築家との家づくりにはかかせません。この段階では主にプランや形など家の全体計画に影響を及ぼすところから決めていきます。お施主さまに了承いただけましたら、見積りをとるための図面(概要書・仕上表・平立断面図・設備図・構造図)を作成します。
概算見積
図面が一通り揃った段階で工事施工業者(以下工務店)に見積りを取ります。 工務店(場合によって数社)は、過去の実績・経営基盤などを吟味し選定いたしますが、末長くお付き合いいただくことになるので、お施主さまにも実際に会っていただいて一緒に判断します。予算を超えた場合は計画を検証し、次の段階で修正の効く範囲かを話し合い、方針を決めます。
VE
要望をすべて叶えると往々にして予算をオーバーします。その場合はこの段階で一度要望を整理し、予算と照らし合わせながら優先順位をつけて、この難局を打破する知恵を絞ります。この世界ではVE(=Value Engineering)と言います。
基本設計合意
基本設計の内容に同意頂けましたら、次の実施設計へと進みます。 この時点で基本設計料として、設計料の30%をお支払いいただきます。
実施設計
 
実施設計では
基本設計で決めた内容に基づき、工事をするための詳しい図面を起こします。この段階では詳細な図面や中を覗けるような大きな模型(もしくはCG)を見ながら、細かい使い勝手や仕上げなどを確認していきます。そのほかショールームやカタログ、サンプルを見ながら、家の中身をひとつひとつ確認していきます。また、施工業者や外部の協力業者とも打ち合わせを重ね、詳細を詰めていきます。
本見積
すべての図面(概要書・仕上表・平立断面図・矩計図・展開図・詳細図・設備図・構造図)が整いましたら、再度工務店に見積りを取ります。 提示された見積りが漏れなく、妥当かどうか内容を隈なく精査した上で、場合によってはVEをし、ご納得いただけましたら、工務店と工事請負契約を結びます。
手続き
建物を建てる際に通常必要な確認申請を第三者機関に提出し、法的な適合性のチェックを受けます。場所により、国や自治体が定めた条例などがある場合がございます。 その場合は確認申請に先立ち、役所と事前協議を済ませ審査を終わらせておきます。これらは契約内の業務ですが、手続きにかかる申請料(数万円)はお施主さま負担となります。
追加業務
融資や税制優遇、省エネルギー法にかかる各種申請業務、事業性の検証、耐震診断などは建物を建てるために必要な業務と異なるため、 別途設計料をいただいております。詳しくは契約時にご説明いたします。
実施設計合意
工務店と工事請負契約を結び、建物を建てる諸手続きが完了しましたら、 実施設計料として、設計料の30%をお支払いいただきます。
工事監理
 
地鎮祭
建物を建てる前に土地の神様を鎮める、日本で古くから行われている儀式です。工事を担当する担当者とも挨拶を交わして、これから始まる工事が安全に滞りなく終わるよう祈願します。地鎮祭にかかる玉串料などはお施主様負担となります。
打ち合わせ
いよいよ工事がスタートです。工事現場に打ち合わせ場所を移して、図面や模型ではなかなか把握しきれなかった細かいことや、仕上げの色合い、最終的な使い勝手の確認などを、工務店を交えて打ち合わせを重ねます。基礎や構造など最終的に見えなくなってしまうところも、実際に見て、説明を受けながら工事が進むので安心です。
工事監理
工事が始まると、現場ではいろいろなことが同時に進行していきます。工事が滞りなく進むよう、常に現場の一歩先を読んでお施主さんと打ち合わせし、工務店と連携します。また現場に行くたびに、図面では読みきれなかった細かい納まりや材質など職人さんからの質問にも対応していきます。
各種検査
住宅瑕疵担保保険機関により、基礎配筋と屋根防水工事終了時の計2回検査を受けます。 また、建物完成時には第3者機関による完了検査や工務店の社内検査を受けます。
竣工検査
お施主さま立会いの元、工事が契約内容通り行われているか、すべてがきちんと機能するか設計者、工事担当者と確認してまわります。 引渡し前に傷、汚れ、不具合がないかなど全てに渡り厳しく確認し、手直しがあれば残工事リストを作成し、順次直していきます。
お引き渡し
全ての工程が終了すれば、取り扱い説明会と鍵の引渡しを行い、いよいよ引越しの準備です。
ご精算
引渡しが完了いたしましたら、残金の清算をいたします。※工事監理料(設計料の30%)
アフター
 
引越しの準備
引渡しが終わってからいよいよ我が家の準備です。 引越し、建物の登記、融資実行手続き、各種インフラ契約等々……。 不慣れな新居でははじめ色々とわからないことも発生しますので、 工務店と連携を図りながらフォローして参ります。
季節点検
新しい住まいは人も家もその環境に慣れるまでに時間を要します。 家を構成するあらゆる部材は季節ごとの荷重・温度・湿度変化によって多少動きますので、時折お邪魔し不具合がないか確認します。
一年点検
一通り季節を経験した家は大体落ち着いてきますので、一年を目処に工務店と訪れ不具合を直します。
その後
家は手を入れ続けることで長持ちします。住み慣れた家は誰よりもお施主様自身が一番理解しております。 気になるところが出てまいりましたら、都度ご相談ください。
その他
長年住んでいると家族構成の変化や使い勝手の変化により様々な要望が出てきます。 リフォームや家具の増設などお困りのことがございましたら、いつでもご相談ください。