オープンハウスなどをすると見に来られた方から「何かいいですね」と言われることが多い。 正直なところ、家づくりで使える材料そのものに何も特別なものはありません。特別なモノを使えばそれこそべらぼうな金額になるからです。 では一般的には設計を依頼するという特別なコトは何が「特別」なのか。 料理でも手の込んだモノを作ろうとすれば、手間と時間がかかります。そうして出来上がったモノの美味しさはどういうわけか伝わります。 家庭で同じ素材を使っても手間を惜しまなければやはり違いが出ます。 アトリエモノゴトの目指す家はこれに似ています。ひとつの家が出来上がるまで何回もお世主さんと打合せを重ねて、その料理ができあがるまで何遍も作り方から味付けに至るまで吟味します。そのように見直して、作り直して、いざ建てる時には住まい手の風格をすでに備えています。 住まうひとに合った家をつくるという当たり前なことが何より「特別」なのです。
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