暖房や空調に比べていままであまり注目されてこなかった換気。今年は否応なく関心が集まります。 換気をしつつ快適に過ごすにはどうすればよいかということですが、家がしっかり温まっていれば、多少窓を開けて換気しても不快になることはありません。むしろ新鮮空気で気持ちもリフレッシュするぐらい気持ちの良いものです。冬に-30℃にもなることがあるフィンランドでも毎朝窓は開けて空気を入れ替えていましたが、家が寒くなるということはありませんでした。 この大前提となるのが、室温が高いことではなく、家が暖かいこと。つまり家の断熱性能がよいこと。そして、暖まると空気中の水分量が増え、その空気が温度の低いところに漏れたり、偏りがでると結露しますので、空気を満遍なく回すことも重要になって来ます。そこで気密とともに換気が重要になってくるのです。 少し前まで日本の家は外とひとつながりでしたが、昨今の温暖化や環境意識の高まりによって、夏も冬も少ないエネルギーで安定した環境を作り出す必要に迫られており、今後ますます断熱・気密・換気の重要性は高まることでしょう。
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