外付けブラインドのススメ

札幌の最高気温が34.3℃となった。8月後半としては観測史上一番タイ記録だそうです。
このところ、毎日どこかで観測史上最高やら100年に一度やらと耳にするので、日常がどんな状態なのかもはやわかりません。
 
北海道で設計していても、最近はエアコンを付けて欲しいという要望が増えています。
これだけ厳しいとたとえ数日でも・・となりますね。
 
本州の方に夜は涼しいだろとしかられそうですが、
北海道の家は冬の寒さに耐えるために、窓が比較的少なく、厚い断熱材に覆われているために、日射を室内に入れてしまうと熱がこもって逃げにくい構造になっているのです。
 
家で一番熱の授受が多いのが窓ですが、北海道のマンションの窓は、外側にアルミサッシ、内側に樹脂サッシという構成をよく目にします。
これは防火上そのような構成になったと考えられますが、当アトリエではその両サッシの間にブラインドを挿入して、厳しい日射を断熱サッシの外側で遮蔽し、室内の温度上昇を防いでいます。
 
これは機能的にはヨーロッパのオフィスビルなどでよく目にするダブルスキン(二重外皮)構造と似ており、古くは日本の葦簀と同じ効果があり、実際内側がカーテンの場合に比べて窓ガラスの表面温度が4℃程度抑えられます。
それでも当アトリエは数年前に暑さに耐え兼ねエアコンを導入しましたが、無駄な負荷がかからない分エアコンも効きますし、省エネにもなります。
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