久しぶりにアトリエ改修の話。 昨年、すべての部屋を今の省エネ基準まで断熱性を高め、全室床暖が完了した。 今季は底冷えと結露から解放された生活を堪能するはずだった。。
ところが、新しくできた物置やこれ以上補強できないリビングの隅で結露が発生。 これまで結露で物を置けない物置だったし、窓枠が腐り落ちたことを思えば、相当改善はされたのだが、 ベランダや玄関は室内のコンクリートがそのまま外まで繋がっているので、どうしても熱的に弱い部分が残る。
もはやこれまでか。 築31年になる我がマンションと同じ悩みを抱えている住まいは多いはず。 実験しながら変化を確かめて、どうすれば住みやすくなるのか模索を続けて来た。
あるときこれがたまたま解決する。 朝起きると薄ら寒くはあったが、結露がないことに気がついた。 寝る前にたまたま浴室換気扇を切り忘れて寝てしまったのだ。 湿度計をみると理想的な数字を示している。
なるほど、外の寒い空気を導入し続ければ室内の相対湿度は下がる。 当たり前のことなんだけど、寒いから切ってしまっていた。 同時に今の24時間換気の義務付けられた家が過乾燥になっているのもうなずけた。
室内の環境を適正に保つには断熱だけではダメなんですということを、 身を持って知ったわけです。
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