北の家

「北の家」のお施主さんとは旧知の仲でありましたが、最後にお会いしたのは何年も前のことでした。
ある日、家づくりをしたいので相談したいとの連絡を受け、お話しをお伺いすると、「建売りの家をいくら見てもしっくりとこない、同じ3間四方の家で建築家だとどんな違いが生まれるのか知りたい」とのこと。
これは、腕が試されているな(笑)と思い、北海道でこれまで建ててきて気づいた、北国に共通の生活で必要な空間をコンパクトにまとめてお見せして、実際に建てることになったので「北の家」と命名した。
ここでは、実際に住まわれてから1年後に、家づくりのレビュー(外部サイト)を頂いたのでご紹介します。

「資料請求・・・メールで資料請求をしたら翌日には送付しますと返信がきた。資料はHPにも載っている過去に設計されたものが少し詳細に記載されていた。
打合せ・・・個室での打合せが多かったので、赤ちゃんが泣いてしまっても周りを気にせずに打合せができた。
こちらの要望や予算に合わせた提案を非常に丁寧にしてくれる。
図面・・・非常に詳細な図面。業者の方にもすごく細かいと言われていた。中期くらいの図面でもかなり詳細に書かれていて分かりやすかった。
模型・・・かなり早い段階から数パターンの模型を作って打合せで提案してくれる。地鎮祭では実際に建つ家とソックリな模型を用意していて、そこに家が建つことをイメージすることができた。
監理・・・頻繁に現場に行き図面と違いがないか確認されている。そのときの現場の写真を随時送ってくれて、こちらが現場に行けないときも確認できる。
その他・・・本人も事務所内をDIYリフォームしており日々追求している。
以前から知っていた建築家さんではありましたが、
当時の印象と変わらず、ストイックさと色々な物事を細かく追求していく姿勢が際立ちました。
実際に建った家はどこか懐かしい気持ちにさせる雰囲気があり、そこがヨシダさんの建てる家の特徴なのではと思っています。」
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