
自己回復力
おそらく、北海道に来て6月にエアコンを入れたのは初めてではなかろうか。
年々厳しさを増す夏。
かつての冷涼な北海道の夏はどこへ行ったのだろう。
来年も今年と同じ季節が巡ってくるという期待はもはや持てないのかもしれない。
それだけ自己回復力を上回る負荷を、人間が地球環境にかけ続けているのだろう。
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毎年、春分から秋分まで週末はトレーニングを続けている。
斜度16%の坂道を駆け上がるのは、なかなかきつい。
衰えには抗えないのだろうが、去年できていたことができなくなることが嫌で続けている。
週の中頃には筋肉痛も取れ、身体が軽くなり、1週間疲れも感じない。
自然の自己回復力とはすごいものだが、誰も身体を壊すような負荷を自らかけるようなことはしないはずだ。
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すべての生き物は地球環境との関わりの中で知恵を絞り進化してきた。
人間だけがこのまま地球環境と縁を切って暮らすようになったとき、
われわれは何を次の世代に残せるのだろう。