エアコン設置

北海道で生活していて、今年ほどエアコンを使った年はいままでに記憶がありません。
6月の末頃から入れ始め、お盆が過ぎると秋風が吹くという北海道で、いまだに30℃超えの日々が続いています。調べてみると、札幌で7月の平均気温が例年より4.7℃も高かったそうです。平均ですから、1ヶ月間毎日5℃前後高かったと思うと、やりきれない気持ちになります。
ちなみに平均気温が4.7℃も上がると、札幌は他のどの地域まで南下してしまったのか。調べてみると、ほぼ東京の7月の平均気温と同じでした。今年の東京の7月の平均気温は例年より2.6℃高かったようなので、今の東京ほどではないにせよ、極地に向かうほど温暖化の影響を受けやすいというという話しはあながち間違ってはいないようです。
そうなると、北海道でもエアコンを贅沢品などと言っていられなくなったわけですが、後から付けるとなると色々と厄介なのです。
まずひとつは、電源の問題。エアコンは電気容量が大きいため、分電盤から専用の回路が必要になり、後から目立たぬように配線ルートを見つけるのが難しいのです。また、100Vだとどうしても能力が小さいものしかなく、できれば200Vの専用回路が欲しくなります。
もうひとつは、壁の補強の問題。エアコンの室内機をつけるとなると、それなりの重量があるので、できればビスが効く下地が欲しいところです。これも後から付けるには壁を一旦外す必要があるのでなかなか骨が折れます。
その他に、室外機の置き場所と排水や冷媒管のルートの問題などがあります。
うちでもあれこれ模索してエアコンを後付けしました。自分の家のことは自分で調べるをモットーに、電源ルートを探し、あちこち壁を剥がして、下地を入れるところまでは自分でやり、後は設備屋さんにお願いをしました。
「何年に一度」、「未曾有の」、「経験したことのない」という言葉を前提に安心して住む備えが必要な時代になってしまいました。