後進の指導

昨年この時期は博士論文の提出に追われていました。
あれから早一年。今年は業務と並行してそのまま大学に残り、後進の指導に当たっています。

何十年ぶりかに蘇る卒業制作の記憶。

未経験のことだけに、当事者は何事においても視野が狭くなる。
一方、手順を一通り経験した者は、ある程度先を見ることができる。
その差は、経験したか否か。

人の経験は、それを経験した者にしか伝えられない。
その経験を伝えることも、経験した者の役目だと思って指導に当たっています。

いつまでも自分の関心事ばかり追い求めていていい歳ではなくなったことを実感した一年でした。

ひとつの想像を、頭と手を使いながら表現までこぎつける難しさを学んだことと思います。
明日は発表、頑張れ!