蓼科の別荘 - 長野

蓼科の別荘

共同設計者 大角幸生

長野

週末住居

関東と関西の中間に位置する避暑地、蓼科に建つ別荘である。
敷地は背後に八ヶ岳が聳えるなだらかな斜面にあり、正面には南アルプス連峰が望める。
建物はいかにこれらの風景を切り取るかで形が決定された。八ヶ岳に向けて畑、林、山と景色が縦に重層しており、その景色を縦7mのスリットで切り取ることにした。一方の南西側は視界が開け、広々として盆地の向こうに南アルプスが横たわっており、その景色をパノラマ状に切り取ることにした。
これら2つの窓の形状を結んだ線がそのままこの別荘の独特な形に帰結している。